この講座の素材は、みかみさん(発信者)のYouTube動画の自動字幕です。 この単元では、みかみさんが動画で自分から話したことだけを、短く事実として書きます。 動画のタイトルにある大きな数字は、この単元の本文では使いません。字幕で内訳を確かめられないからです。
もう1つ、先に伝えておきます。 この講座で学ぶのは、みかみさんの人生をまねることではありません。 みかみさんの会社(Addness)での「事業の目的の置き方」を材料にして、あなた自身の事業の目的を言葉にすることがねらいです。
この講座では、2つの言葉を分けて使います。
この単元で扱うのは、目的のほうです。 目標の立て方と作業への分け方は、No.07(後で出ます)で扱います。
ウェルビーイングは、体も心も人との関係もよい状態で生きていることを指す言葉です。 お金や好きなことだけでなく、成長や人とのつながりも含めた「幸福」の意味で使われます。 字幕では「ウェルビング」と崩れて出ますが、同じ言葉です。
○ 関係する単元:No.07(目標を作業に分ける)。この単元は、その手前の「なぜ」の部分です
○ 経歴の話は、本人が動画で話した範囲だけです。字幕に出てこない詳しい事情は、推測で足していません
みかみさんは東大の学生だった18歳の時に、学生向けのイベントで声をかけられました。 それがきっかけで、学生団体に入り、初めて営業の仕事をしています。 それまでのビジネスの経験は、なかったと話しています。
携帯電話を売る営業を約4か月続け、月に20万円ほどの成果が出ました。 バイトとは違い、自分で売り先を見つけないと稼げない。それが「仕事は深い」という感動だったそうです。 今までの学生生活は「チュートリアル」だったと気づいた、とも話しています。
そのあと、いろいろなビジネスに手を出して失敗した、と話しています。 投資の話で詐欺にあい、持っていたお金を失い、借金も抱えました。企画の説明では「借金5000万円から」と言っています。
仕事への気持ちが折れ、約1年は引きこもっていたそうです。 その後、詐欺をした相手のことで警察に呼ばれ、脅迫などの疑いで逮捕されました。調べで疑いは事実と違うと分かり、約20日後に釈放された、と本人は話しています。
勾留されている間に考えたことを、みかみさんはこう話しています。 自分に力があれば、一緒に騙された仲間にも「一緒に働いて取り戻そう」と言えたはずだ。それができなかったことを、重く受け止めた。
この後悔が、力をつけようとする出発点になった、という話です。 その後はSNSで商品を売る仕事で稼ぎ、借金も返せたと話しています。
ここまで大丈夫ですか。 経歴は、この3つで十分です。細かい出来事を覚える必要はありません。
○ 字幕には、お金の額や出来事の順番が崩れている所があります。この単元は、はっきり聞き取れる範囲だけを書いています
○ 昔の話は、本人が「参考になるのは、今の自分ではなく昔の自分がやっていたこと」と前置きして話しています
借金を返せるようになったあと、みかみさんは「ダラダラした時期」があったと話しています。 適当にお金を稼ぎ、好きなことをして過ごしていました。 ところが、「人生こんなものか」と思い、暇になった、と言っています。
そこでウェルビーイングと出会い、考え方が変わりました。 人生の目的は、ダラダラすることや好きなことをすることではなかった。思いっきり何かに取り組むことが素晴らしいのだ、と気づいたそうです。
「何のために」は、お金を稼ぐこと以外に置いた、というのがこの回の中心です。
みかみさんは、会社(Addness)を作った時の考えを、こう話しています。 「好きなことを好きなようにする」が幸せなのではなく、幸福とはウェルビーイングだと考えた。
その中身として挙げたのが、次の4つです。
この4つを追いかけられる場所として、会社を作った、と言っています。 事業は、お金を得る手段であると同時に、人が幸せになる場を作る手段でもある、という考え方です。
別の動画でも、同じ考えが出てきます。 「ビジネスをやる理由は、自分たちの幸福を最も効率よく作るため」。ビジネスは、そのための一例だと話しています。
みかみさんは、事業の方向を「人生で何が大切か」から逆算して決めた、と話しています。 大切なのは、より良い人生を過ごすために、世の中にどれだけ価値を届けられるかです。 その総量を増やすために、どんな決断をするかを積み重ねた結果が、今の事業だと言っています。
そこには、自分がしたつらい経験があります。 そうなる人を減らしたい、そうなる世の中が許せない。そういう思いからやっている、とも話しています。
もう1つ、別の動画で出てくる言葉があります。 会社の唯一のルールは「周りの人の役に立て。迷惑をかけた以上に」だそうです。これは、No.04(ルールは少なく)で詳しく扱います。
○ よくある勘違い:「みかみさんのように、つらい経験が必要」ではありません。動画で話しているのは、本人の事情です。あなたが同じ経験をする必要はありません
○ 関係する単元:No.04(ルール)、No.08(会社の行動の約束)
はっきり書いておきます。 この講座の素材には、事業を30億円の規模まで広げた具体的な手順の話が、ほとんどありません。
同じように、利益率・財務(お金の管理)・資金繰り・採用のやり方も、ほとんど出てきません。 素材にないことを、この講座で作って足すことはしません。
素材にあるのは、次のようなことです。
動画の中では、組織の人数が大きく増えた話も出ます。ただし、その増やし方の手順は、字幕から読み取れる範囲にありません。
みかみさんの目的は「ウェルビーイングを追える場を作る」でした。 あなたの事業に、そのままの言葉は要りません。
訪問介護でも、ダンススタジオでも、Kindle出版でも、コンテンツ販売でも、同じ聞き方ができます。 「この事業は、誰の何を、よい状態にするためにあるのか」です。
目的が決まると、No.02以降の「人を動かす仕組み」を、何に向けて使うかがはっきりします。 今は、1行で十分です。
みかみさんは、お金だけでなく「人が幸せになる場を作る」ことを事業の目的に置いた。あなたも、自分の事業の目的を1行で言えるようにする。30億までの手順は、この講座の素材にない。
自分の4つの事業のうち、1つを選びます(5分)。 その事業が「誰の何を、よい状態にするためにあるのか」を、1行で書いてください。
例:訪問介護なら「利用者さんが、住み慣れた家で安心して過ごせるようにするため」。 利用者さんなど、本人が分かる名前は書かないでください。
問1 みかみさんが動画で話した、事業を始めた後の考え方の変化として、本文に合うのはどれですか。
問2 この単元と講座の素材について、本文に合うのはどれですか。
問3 ダンススタジオの事業の目的を1行で書く時の例として、この単元の考え方に近いのはどれですか。
出典:みかみ『現役東大生が借金5000万から3年で年商25億の会社を作った方法。メンバー180名を超える会社に成長。』(YouTube, 2024-06-24, https://www.youtube.com/watch?v=u1CHmMcCxmg)/みかみ『【悪用厳禁】東大生が実践し30億稼いだカルト宗教から学ぶ最強の組織論。』(YouTube, 2026-02-27, https://www.youtube.com/watch?v=edScFjaJbR0)/みかみ『【必見】ただの大学生が3年で30億稼いだ独自の経営方法!参考にするだけで稼げる。』(YouTube, 2025-03-21, https://www.youtube.com/watch?v=X3jY8IyHwHo)